ベランダの床も、難産の末に、やっと生まれ変わりました。昨日午後、全戸の目視検査を終えて、監理者としては「感無量」に近い心境です。
さて、きょうは最初に、みなさまのご理解をいただきたくお願いを申しあげます。
それは、明日7月20日月曜日(海の日で休日)に、作業をさせていただきたいということです。
工事説明会でも「土曜日は作業するが、祝日は作業しない」という原則を表明して、これまでそれを貫いてきましたが、7月も残すところあと10日あまりとなり、外部足場の解体も大幅に遅れております。工事の遅れは下地処理の作業量の増加が主たる原因ではありますが、見込みの甘さもなしとは言えず、監理者として、お詫びを申し上げます。
とっくに蒸し暑い季節を迎えており、一日も早く足場を撤去したいので、どうか、7月20日の作業を、お許し下さい。
なお、当日は、休日であることを配慮し、
@作業開始は午前9時からとする。
A音の出る作業は行わない。(ただし、足場を移動する足音は出ます。)
B作業は、ベランダ床防水最終仕上げ・ベランダ面以外の外部金物クリーニング・内部階段室塗装 です。
なお、明日は、監理者も終日現場作業を見守り、西北東面の外壁について、工事完了検査を行います。お気づきのことがありましたら、気軽に声をかけてください。
7月18日現在、出来高は、83.3%です。検査指摘事項の手直しを除き、外壁の塗装・ベランダ回りの作業が完了しました。足場解体費用が、全体の9%ありますので、残るは内部塗装・集会室の外壁・本体基礎の補修・屋上シルバーコートなど。足場での実質的な工事はほぼ完了しました。
ベランダ回りは、7月21日(火)にサッシ・ガラスのクリーニングが入り、7月22日(水)に足場のシートを撤去します。
7月10日ころには、洗濯物が干せる、足場シートを先行撤去するとの見込みが、大幅に方針変更となり、ご迷惑をおかけしました。
外壁関係の検査は、次の日程で行っています。
7/17 社内検査(札幌塗装工芸 S部長の検査)
7/18 監理者検査(ベランダ防水・塗装・金物および関連事項)
7/20 監理者検査(各面外部塗装仕上げおよび関連事項)
これまでの社内検査・監理者検査の結果、いくつかの細かい指示を出しました。これから10年以上おつきあいする外壁ですので、念には念を入れて、きちんとしたものにします。工事写真はこれまでにフィルム40本以上撮影され、逐次検査してきました。
その結果として、今後の外部足場関連工程を、下記のように打合せいたしました。
7/20(月) | バルコニー防水手直し・各面美装・塗装手直し |
7/21(火) | バルコニーサッシ美装・塗装手直し |
7/22(水) | ベランダ面メッシュシート撤去 |
7/23(木) | 南面最終チェック・手摺天端最終塗装 |
7/24(金) | 同上・最終手直し 社内検査 |
7/25(土) | 残り3面メッシュシート撤去 |
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7/27(月) | 外部足場解体・クレーン作業開始(1週間予定) |
4月に、16世帯の皆様に、駐車場の移動をお願いしました。今回も、4月と全く同じ場所・同じ相手との交代になります。(明日、別紙にて相手先をお知らせしますので)お互いに連絡を取り合って交代していただきたく、よろしくお願いいたします。
なお、現在のところクレーン車は7月28日頃から3日間の予定ですので、7月26日(日)までに交代していただき、札幌塗装工芸から、最終的に「足場解体完了のお知らせ」が掲示されるまでといたします。どうか皆様のご協力をお願い申しあげます。
3月の工事説明会で、想定した金額にて、札幌塗装工芸の取引業者により、網戸張り替えを引き受けてもらいました。通常、網戸のメッシュの寿命は10年程度ですので、メッシュを指で押してみて「張りが無い」ようでしたら、交換をおすすめします。なお、希望者には取付けのお手伝いを引き受けるよう指示しましたが、網戸は室内側からの取付けになりますので、ご承知おきください。
7月末から、希望世帯のドア内部側塗装を行いますが、所用時間について、お知らせします。1軒あたりの塗装に要する時間は、断続的に正味30分程度と思われますが、乾燥に6時間程度必要ですので、午前中に塗った扉は、夕方まで閉められません。そのため、一日に施工できる枚数が制限され、申し込まれた皆さんの都合を伺っての日程調整が必要です。札幌塗装工芸との打合せにより、8/2(日)は、平日いらっしゃらない方のために、休日を返上して塗装することにしております。
いずれにしても、施工にあたっては、皆さんの作業希望日をお聞きし、施工可能日の調整が必要になりますので、早めに札幌塗装工芸の山田さん宛に、申し込みをして下さい。
私が今回の工事監理を引き受けたときに、理事会の皆さんがいちばん心配されたことは、「監理者が、仕事の都合で(3年前までのように)東京などの遠隔地に仕事で行ってしまったら、監理はできるのか?」 ということでした。その危惧があったので、万一そういう事態になった場合に備えて、準備もしておりました。
それは、こういう内容でした。
……幸いにして、こういう難しい監理はしなくて済みましたが、新築工事でも、監理者が現場を見て回るのは、よほど大きな現場を除けば、毎週1回の定例打合せが通例ですので、以上のような方法を実行していたら、監理の方法としては、革命的な「新技法」を実験できたのではないかと、ひそかに思っています。
このなかで、ひとつだけ実行できたことがありました。施工者とのやりとりは、原則として電話を禁止し、電子メールとしました。着工前から、今日まで、札幌塗装工芸から25通の質疑・報告が届けられ、私からは、54通の指示・確認事項を発信し、全ての記録が残りました。
じつは、つい先日、新しい現場(十勝地方)の内示を受けました。今週中に赴任することになると、心づもりをしています。
でも、監理者としての仕事は、これまで通り週末ごとに打合せ・確認ができますので、どうかご心配なく。
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