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はじめに、足場を回ってサンダーケレンの結果(古い塗装膜の撤去状況)を確認し、一部塗膜の撤去が不十分な箇所を指摘・是正させるようにしました。 また、建物東側からの外部足場への登り口は、金網が道路に飛び出しているので、バリケードを設置して安全確保をするように、指示しました。 なお、前回bSで、足場全体を「白い色のメッシュシート」で囲うとお知らせしましたが、やむを得ない事情により、青い色(そのかわり、全て新品)になりました。 【現在までの進捗状況】 5月6日現在 足場組立作業が完了し、外壁の塗膜撤去は約30%完了。工事の全体としては、15.2%の出来高です。 雨のため、現在2日遅れですが、順調です。 |
【今週の工程】
1 | 継続作業として、外壁の旧塗膜撤去作業と、それにともなうベランダ床面清掃。7日には、南面をほぼ完了し、追って、西面(1号室側)→東面(8号室側)→北面(桑園駅側) と、進みます。 |
2 | 5月6日から、古いシーリングの撤去作業を開始しており、外壁の塗膜撤去を追いかけます。音やほこりは、ほとんど出ませんが、足場から各戸のベランダに出入りします。 |
3 | 各戸のベランダ床点検作業の結果、痛みのひどい部分を撤去しますので、コンクリートカッターという機械で、床の一部に切り目を入れます。サンダーケレンと同じような、音とほこりが出ます。そのあと、コンクリートチッパーという機械で、床の不良部分を撤去します。金槌で激しく叩くような音が出ます。 |
上の階で、コンクリートチッパー作業をすると、居間では相当にうるさいと思われますが、短い時間です。工事全体の中で、最も騒音の激しい作業ですが、どうぞ、ご理解ください。
これらの、床の補修作業は、5月7日に開始し、(8階から、1階に向かって)実働3日〜5日程度かかります。この間、ベランダ床に、モノを置かないようにご協力ください。
「ベランダ床の全戸完全点検」を実施しました。
その結果、下記の補修方針を決定しました。
1 | 床のモルタルが凍害を受けてぼろぼろになっている部分は、コンクリートカッターで切り目を入れてから、撤去します。撤去後、下地コンクリートの強化剤を塗布します(アサノセメント・AR−RC工法)。その上で、床モルタルを新規に打設します。 |
2 | モルタルが、浮いている部分は、エポキシ樹脂によるピンニング工法で、コンクリート床に固定します。 |
3 | 現在のベランダ床は、「札幌マンション販売」に調査を依頼した結果、新築後の2年瑕疵点検の際に、「ネオモル(商品名)」という材料で補修したことがわかりました。この補修材料と、今回施工するウレタン防水層の専用プライマー(下地処理剤)との付着性能を、現在メーカーに確認中です。 |
このように、床の下地ひとつとっても、さまざまな調査や検討が必要になります。監理者と、施工者が知恵を出し合い、少しでも将来にわたって安心できる改修方法を探りつつ、工事を進めてまいりますので、どうか、ご理解ください。
きょう、複数の方から、書面や電話などで次のような苦情が寄せられました。
「昨5月5日、マンションの住人と思われる親子連れが、足場の階段を登っていた。簡単に登れるようになっているのか?
だとすれば、改善を望む。」
「よその子どもが足場を歩いているのを見て、ウチの子どもが、親の眼を盗んで、真似をして足場に出ることが心配。」
──そんな報告を受けて、たいへん驚きました。
まず、日曜日などの作業休日に際しては、足場のいちばん下の階段部材を取り外して、地上(専用庭)からは登れないようにしております。1階の住人の方は、火災非難の時には、専用庭へ降りる必要がありますので、子どもさんが専用庭から簡単に足場に登れないように処置しております。
したがって、どの階からでも、足場に上がるには、ベランダの手摺を乗り越えて、また、足場の部材をかいくぐる必要があります。(お宅のベランダをごらん下さい。足場に上がることは可能ですが、それは、けっして、簡単に登れるという状態ではないと思います。)ただ、たしかに、好奇心の旺盛なお子さんが、その気になれば足場には上がることが可能ですので、ここからは、「しつけ」の話になります。
3月の工事説明会でも、詳しくお話しましたが、もう一度ご説明しますので、以下のことをご理解のうえ、お子さまにはけっして足場に登らぬよう、言い聞かせてください。
この工事では、工事賠償責任保険をかけています。
職人が足場の上から、モノを落として、下を通っていたひとが怪我をした場合などの賠償が目的です。
施工業者が、何の安全対策を講じず、外部から簡単に足場に上がれる状態になっていて、そこへ子どもが入り込んで、怪我をしたなら、安全管理責任が問われ、賠償責任保険の対象になります。
しかし、
1 | 外部に接する足場の1階部分は、金網で侵入防止を計り、 |
2 | 休日前に、専用庭からの昇降階段を外し、 |
3 | 工事前のお知らせや、説明会等で、危険を呼びかけていた |
……となると、そうした場所に敢えて立ち入った個人(子どもや、その親)の責任も問われることになります。ましてや、危険予知能力のある「親」がいっしょに足場に登っていたら、保険適用はたいへん難しくなります。
また、万一にも事故が発生すれば、警察の現場検証などで、何日も工事がストップすることがあり、入居者のみなさんにたいへんな迷惑をかけることになります。
あえて、書面で、このような呼びかけをする必要があるとは考えていませんでした。ですが、事故が起きてしまってからでは、手遅れになりますので、けっして足場には登らないよう、あらためてお願いをいたします。
子どもさんは好奇心の固まりですから、「危ない」ということを言い聞かせてください。お孫さんやご近所のお子さんが遊びにいらしたときも、とくに注意して下さい。
なお、万一足場で子どもを見かけたら、叱りつけるのでなく、自分の子どもだと思って、ベランダに抱き下ろして下さい。その上で、監理者にご一報ください。よろしくお願いします。
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