1996.4.15
札幌Pハイム 入居者のみなさんへ
管理組合理事長 ×× ××
このことについては、平成7年8月に、当マンション1階に入居者から、「悪臭が部屋の中に流れ込んでくる。なにか、配水管に異常があるのではないか。」との問い合わせがあり、理事会において協議の上、毎年配水管清掃を実施している札幌×××工業(株)、調査の依頼をしました。
その結果、汚水排水管をはじめ、雨水管もふくめ、かなりの箇所で欠損があると指摘がありました。
前年度の理事会において、この工事の修繕費用の見積を依頼するとともに、事態の重大さを憂慮し、専門の知識を持った方々の意見を聞きながら検討すべきだとの判断から、昨年の総会において提案された大規模修繕等専門委員に負託して、委員の皆さんとともに調査の分析・今後の方針等について、協議を重ね、そのことについては、現在の新理事会に引き継がれてまいりました。
早速このマンションの設計施工を行った札幌マンション販売(株)を交えて協議を行い、昨年末には更に「内視鏡(ファイバースコープ)」によりすべての排水管を再調査してまいりました。
その結果、一部の排水管を除き、大部分の管にたるみを生じて、常時そこに汚水が溜まっていることが判明しました。
このままでは、やがてそこに汚物が堆積して、流れがストップする危険があり、大変な事態となります。
この原因の究明等については、別紙専門委員の技術者の方のまとめた中間報告の通りであります。
また、その工事は相当な難工事となることが予想されます。
しかし、この工事は緊急を要することなので、まず調査のための工事を行い、原因の究明、工事の工法、期間、費用等について、詳細に調査をし、その調査工事が終わって結果の出た段階で、すみやかに臨時総会を開催しビデオ等の説明を加えて、詳しく説明をし入居者の皆さんの合意を得ていきたいと考えております。
試験工事に際しては騒音、交通、悪臭、危険防止等様々な障害が予想されます。
工事開始前に、あらためてご協力をお願いしますので、どうぞこの件につきましてのご理解をお願いします。
以 上
![]() |
![]() |
専門委員より | 排水管問題へ |